シリアル番号を読み解くとiPhoneが愛おしくなる

iPhone

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iPhoneのシリアル番号は英数字12桁の羅列です。昔は11桁でした。実はそのすべてに意味があって、色んなことが分かるんですよ。例えば「DNMZ47KQJC6G」というシリアル番号があるとしましょう。

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1〜3桁目は製造工場

シリアル番号の1〜3桁目は製造工場を示し、そのネーミングルールは以下のようになっています。

  • C0*:Quanta Computer
  • C3*:中国
  • C7*:不明
  • C8P:中国
  • DMQ:中国 Foxconn
  • DN*:中国 Foxconn 成都工場
  • DQ*:中国 Foxconn
  • F1*:中国 Foxconn 鄭州工場
  • FFM:中国
  • GG*:不明

つまりシリアル番号の1〜3桁目を見れば、そのiPhoneが作られた国やメーカー、工場が分かるというわけです。例えば「DNMZ47KQJC6G」の1〜3桁目は「DNM」となっていることから、そのiPhoneは「中国 Foxconn 成都工場」で作られたのであろうことが推測できます。

4桁目は製造年

シリアル番号の4桁目は、そのiPhoneが製造された年を示します。そのネーミングルールは以下の通りです。2019年がちょっと曖昧ですがご容赦下さい。

  • A:2019年前半
  • B:2019年後半
  • C:2020年前半
  • D:2020年後半
  • H:2012年前半
  • J:2012年後半
  • K:2013年前半
  • L:2013年後半
  • M:2014年前半
  • N:2014年後半
  • P:2015年前半
  • Q:2015年後半
  • R:2016年前半
  • S:2016年後半
  • T:2017年前半
  • V:2017年後半
  • W:2018年前半
  • X:2018年後半
  • Y:2019年前半
  • Z:2019年後半

例えば「DNMZ47KQJC6G」の4桁目は「Z」となっていることから、そのiPhoneは「2019年後半」に作られたのであろうことが推測できます。

5、6桁目は製造週番号

シリアル番号の5、6桁目は、そのiPhoneが製造された週の番号です。週番号はアメリカ式、ヨーロッパ式、イスラム式の3種類がありますが、iPhoneが採用しているのはおそらくアメリカ式でしょう。2019年の週番号は以下のようになっています。

  • 1月:1 2 3 4 5
  • 2月:5 6 7 8 9
  • 3月:9 10 11 12 13
  • 4月:14 15 16 17 18
  • 5月:18 19 20 21 22
  • 6月:22 23 24 25 26
  • 7月:27 28 29 30 31
  • 8月:31 32 33 34 35
  • 9月:35 36 37 38 39 40
  • 10月:40 41 42 43 44
  • 11月:44 45 46 47 48
  • 12月:48 49 50 51 52 1

例えば「DNMZ47KQJC6G」の5、6桁目は「47」となっていることから、そのiPhoneは「11月」に作られたのであろうことが推測できます。

ところが、手元のiPhone SE 2やiPhone 8のシリアル番号を見てみたら「****78******」とか「****QD******」となっているんですよね。ちょっとよく分かりません…。

7〜9桁目は固有番号

シリアル番号の7〜9桁目は、そのiPhone固有の番号です。

10、11桁目は本体色

シリアル番号の10、11桁目は、そのiPhoneの本体色を示します。手元のiPhoneを確認したところ以下のようになっていました。

  • C6:ホワイト
  • LJ:ホワイト
  • K1:シルバー

例えば「DNMZ47KQJC6G」の10、11桁目は「C6」となっていることから、そのiPhoneの本体色は「ホワイト」であろうことが推測できます。

12桁目はストレージ容量

シリアル番号の12桁目は、そのiPhoneのストレージ容量を示します。手元のiPhoneを確認したところ以下のようになっていました。

  • G:64GB
  • H:64GB
  • R:64GB

例えば「DNMZ47KQJC6G」の12桁目は「G」となっていることから、そのiPhoneのストレージ容量は「64GB」であろうことが推測できます。

で、結局?

以上のことまとめると「DNMZ47KQJC6G」というシリアル番号は、2019年11月に「中国 Foxconn 成都工場」で作られた、64GBのホワイトのiPhoneであろうことが推測できます。そのiPhoneの素性(?)が分かったようで、なんだか興味深いですねぇ。

シリアル番号に使われていないアルファベット

ちなみに、アルファベットの中で、iPhoneのシリアル番号に使われていないものは以下の7文字です。

  • I(アルファベット大文字のアイ)
  • i(アルファベット小文字のアイ)
  • l(アルファベット小文字のエル)
  • O(アルファベット大文字のオー)
  • o(アルファベット小文字のオー)
  • U(アルファベット大文字のユー)
  • u(アルファベット小文字のユー)

これらの文字はきっと紛らわしいんでしょうね。が、アルファベットの「L」は特徴的なせいか、シリアルに使われています。

また、数字は0〜9まですべて使われています。「0」と「1」が使われていることから、iPhoneのシリアル番号においてはアルファベットよりも数字の方が優先されているようですね。

この記事を作成するにあたり以下の記事を参考にさせていただきました。ありがとう!

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