やれやれ。ミッキー、またやらかしちゃいましたね…。
まさかのお知らせ
楽天モバイルからのお知らせです。「Rakuten Miniの対応周波数を変更したよ」という内容ですね。サラッと書いてありますが、ネチネチ見ていくと「ん?」てなります。
その影響はRakuten Miniの製造番号によって異なるようです。
Rakuten Miniの製造番号(=IMEI)を確認する
まずは自分のRakuten Miniを手元に用意しましょう。Rakuten Miniが入っていた化粧箱でも構いませんよ。
で、以下のいずれかの方法でRakuten Miniの製造番号(=IMEI)を確認します。製造番号は各端末固有の番号です。製造番号を見ればそのRakuten Miniがどの周波数に対応しているかが分かります。製造番号は以下の3カ所に書いてあります。好きなところで確認しましょう。どこで確認しても同じです。
「設定」アプリの端末情報
Rakuten Miniの電源が入っている場合は「設定」アプリ→「端末情報」→「IMEI」→「IMEI」で確認しましょう。このIMEIというのが製造番号のことです。
化粧箱のフタ
Rakuten Miniを使わずに大切にしまってある(?)場合は、化粧箱のフタで確認するのが手っ取り早いでしょう。製造番号が小さくて見づらいときは、スマホで撮影してから拡大するといいですよ。
保護フィルムのラベル
ちなみに製造番号はRakuten Miniを包んであった保護フィルムに貼ってあるラベルでも確認できますよ。
Rakuten Miniは実は3種類ある!
ところで、いま流通しているRakuten Miniは実は3種類もあるんです。「え?」ですよね。対応する周波数が製造番号ごとに違うんです。んなアホな。
アナタのRakuten Miniの製造番号は以下の3種類のどれに当てはまりますか?
- 351676110356708まで
- 351676110356716〜351676110680487まで
- 351676110680487以上
オレのRakuten Miniは3番目の「351676110680487以上」に該当していました…。製造番号ごとの対応周波数を見てみましょう。
製造番号が351676110356708までの対応周波数
製造番号が351676110356708までのRakuten Miniは、以下の周波数に対応しています。
FDD-LTE
- Band 1 (2.1GHz)
- Band 3 (1.8GHz)
Band 4 (1.7GHz)→非対応Band 5 (800MHz)→非対応- Band 18 (800MHz)
- Band 19 (800MHz)
- Band 26 (800MHz)
- Band 28 (700MHz APT)
TD-LTE
Band 38 (2.6GHz)→非対応- Band 41 (2.5GHz)
WCDMA
Band IV (1.7GHz)→非対応Band V (800MHz)→非対応- Band VI (800MHz)
- Band XIX (800MHz)
製造番号が351676110356716〜351676110680487までの対応周波数
製造番号が351676110356716〜351676110680487までのRakuten Miniは、以下の周波数に対応しています。
FDD-LTE
- Band 1 (2.1GHz)
- Band 3 (1.8GHz)
Band 4 (1.7GHz)→非対応- Band 5 (800MHz)→追加
- Band 18 (800MHz)
- Band 19 (800MHz)
- Band 26 (800MHz)
- Band 28 (700MHz APT)
TD-LTE
- Band 38 (2.6GHz)→追加
- Band 41 (2.5GHz)
WCDMA
Band IV (1.7GHz)→非対応Band V (800MHz)→非対応- Band VI (800MHz)
- Band XIX (800MHz)
製造番号が351676110680487以上の対応周波数
製造番号が351676110680487以上のRakuten Miniは、以下の周波数に対応しています。
FDD-LTE
Band 1 (2.1GHz)→削除- Band 3 (1.8GHz)
- Band 4 (1.7GHz)→追加
- Band 5 (800MHz)
- Band 18 (800MHz)
- Band 19 (800MHz)
- Band 26 (800MHz)
- Band 28 (700MHz APT)
TD-LTE
- Band 38 (2.6GHz)
- Band 41 (2.5GHz)
WCDMA
- Band IV (1.7GHz)→追加
- Band V (800MHz)→追加
- Band VI (800MHz)
- Band XIX (800MHz)
魅力的なバンド1をシレッと削除していた
上の一覧をよーく見て下さい。赤い文字で書いてあるのが新たに追加された周波数で、「削除」と書いてあるのがなぜか削除された周波数です。
追加された周波数はひとまず置いておきましょう。気になるのは、シレッと削除されていた周波数、いわゆる「バンド1」です。
バンド1の削除は何がダメ?
このバンド1って魅力的なんですよね。なぜって、他の周波数よりも広いエリアで使えるからです。しかも、総務省が公開している上の表からも分かる通り、どの事業者もバンド1に対応していますよね。つまりそのスマホがバンド1に対応していれば、どのケータイ会社の電波でも掴めるうえ、国内ほぼどこでも使えるということなんです。
とくにSIMフリーのスマホにとってはかなり魅力的ですよね。だって、どの格安SIMに乗り換えても使い勝手がいいんですから。で、肝心のRakuten MiniはもともとSIMフリーと言われています。楽天モバイルのスマホはSIMフリーで販売するというのが楽天モバイルの方針のようですね。
転売抑制? 他の格安SIMへの流出を防ぐ狙い?
バンド1にはそうした魅力があるにもかかわらず、今回シレッと削除したのはなぜなんでしょう?
これは素人の深読みです。Rakuten Miniを1円で買った人が、購入直後すぐに他の格安SIMに乗り換えたり、解約済みのRakuten Miniをオークションに横流しするといった可能性は十分にあり得ます。
事実「ヤフオク!」には600件以上のRakuten Miniが出品されていて、落札価格は最高6万4000円。落札相場はだいたい5000円〜1万円ぐらいです。Rakuten Miniは契約期間の縛りもないし、違約金もかかりません。ノーリスクでお小遣い稼ぎができちゃうのが実情です。
今回のバンド1の削除はもしかしたら、そうした「楽天モバイルにとって都合の悪い行為」を防ぐのが本当の狙いなのかもしれません。にしても、気付くのが遅いっちゃ遅いですけどね…。
バンド1対応モデルに交換してもらうよ
オレのRakuten Miniは「バンド1削除モデル」です。できればバンド1対応モデルに本体交換してもらいたいと思っています。面倒臭いけどそうします。どれ、楽天モバイルに連絡してみましょうかね。
その後、楽天モバイルから正式に釈明が出ました。
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