外字や異体字を使いたくなったらこうしましょう。1ステップずつ書いてありますが、作業自体はカンタンです。
外字・異体字を探す
まずは、お目当ての外字・異体字を探しましょう。
グリフウィキを開く
「グリフウィキ」というサイトを開きます。グリフウィキは、明朝体の字形「漢字グリフ」を登録・管理し、みんなで自由に共有することを目的としたウィキです。素晴らしい!
元の漢字を探す
続いて、外字・異体字の元となる漢字を検索します。左端の検索欄に、元となる漢字を入力し、「表示」を押します。
今回は「藤」の外字・異体字を探したいので、一般的な「藤」を探します。
外字・異体字を目視で探す
すると「藤」のページが表示されます。外字・異体字は同ページ内の「関連グリフ」欄に掲載されています。ページをスクロールし、お目当ての漢字を目視で見つけましょう。
お目当ての外字・異体字を押す
お目当ての漢字を見つけたら、その漢字を押します。
「1文字フォント」を押す
すると、お目当ての外字・異体字のページが開きます。その漢字でよければ、右上部にある「1文字フォント」を押し、この外字・異体字をダウンロードします。
外字・異体字をダブルクリックする
外字・異体字がダウンロードされたら、ダブルクリックしてください。ちなみに、左隣の「一」は気にしなくて大丈夫です。
「フォントをインストール」を押す
すると、このような画面が出るので、右下の「フォントをインストール」を押します。「?」がたくさん表示されていますが、気にしなくて大丈夫です。
ちなみにこの画面は、Macに初めから入っている「Font Book」というアプリの画面です。
外字・異体字をインストールできた
外字・異体字がインストールされると、このような画面になります。インストールした外字・異体字は「ユーザ」に追加されます。「?」は気にしないでください。
外字・異体字を使ってみよう
準備ができたら、実際に外字・異体字を使ってみましょう。今回はMacの「Pages」アプリを使います。
「げた」と入力する
Macの「Pages」アプリで任意の文書を開き、「げた」と入力します。グリフウィキの外字・異体字はすべて「げた」というよみがなで作られているためです。
「げた」を変換する
キーボードのスペースキーを1度だけ押し、「げた」を変換します。すると「〓」が変換中の状態になります。このままの状態で、右側の「フォント」のリスト部分を押してください。
外字・異体字に切り替える
すると、Macに入っているフォントの一覧が開くので、先ほどインストールした外字・異体字のフォント名を選択します。
グリフウィキからダウンロードし、インストールしたフォントは、アルファベットの「u」から始まるので、フォント一覧の下の方へスクロールするといいですよ。
外字・異体字を表示・入力できた!
お目当ての外字・異体字が表示されました!最後に変換を確定すれば一丁あがりです。
外字・異体字がいくつあってもオーケー
1つの文書の中に複数の外字・異体字が混在する場合は、1文字ずつフォントを切り替えることで、異なる外字・異体字を表示できます。
ちなみに、Macの「TextEdit」アプリでも試してみたのですが、1文字ずつフォントを変えられないため、うまくいきませんでした。
いつでもカンタンに削除できる
不要になった外字・異体字は「Font Book」アプリでいつでも削除できます。
該当の外字・異体字を選択し、右クリック→「●●●ファミリーを削除」→「削除」で完了です。
「げた」のフォントを切り替える際に、外字・異体字を目視で確認できない点を除けば、ベストな方法だと思います。外字・異体字って、知れば知るほど奥が深いですね!
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