自転車の初心者が生まれて初めてチェーンを掃除したときの覚え書き

自転車

イギリス生まれの折り畳み自転車「BROMPTON」を買ってから1年が過ぎました。いつものようにペダルを漕いでいると突然、BROMPTONの後輪あたりから「キュルキュルキュル」という異音が聞こえてきました。一体何が起こったの? どうすればいいの?

スポンサーリンク

チェーンを掃除したら異音が消えた!

結論から書くと「キュルキュルキュル」という異音は、チェーンを掃除したら鳴らなくなりました。異音の原因はどうやらチェーンの汚れだったようです。

異音の経緯をもうちょい詳しく書いておきますね。

「キュルキュルキュル」という異音はまるで小鳥がさえずっているようなカワイイ音。症状としては、ペダルを漕いでいるときに異音がします。ペダルを漕がなければ異音はしません。素人考えですが、どうやらチェーンまわりが関係していそうだ、ということは推測できました。

BROMPTONのチェーンを回し、異音のする部分を丁寧に探ってみます。すると「テンション プーリー(Tension Pulley)」という滑車のような小さなパーツから「キュルキュルキュル」という異音が不規則に聞こえてくるのを突き止めました。テンション プーリーは「ディレーラー(Derailleur)」という変速機を構成する小さな部品で、チェーンの張りを調整するのに役立っています。

テンション プーリーを見ると汚れで真っ黒…。テンション プーリーを通過するチェーンもまた真っ黒…。思い切ってBROMPTONのチェーンまわりを自分で掃除することにしました!

チェーンまわりの掃除の手順

チェーンまわりの掃除は、ざっくり以下のような手順で行ないます。

掃除の時間と場所を確保する

掃除の8つ道具を揃える

BROMPTONを掃除場所にセットする

BROMPTONのチェーンにクリーナーを吹き付けてチェーンの汚れを浮かす

BROMPTONのチェーンをブラシで擦ってチェーンの汚れを掻き出す

BROMPTONのチェーンにマルチクリーナーを吹き付けてチェーンの汚れ拭き取る

BROMPTONのチェーンにチェーン専用オイルを吹き付ける

仕上げをする

一晩寝かせる

これでチェーンの掃除は終了!

こう書くと大げさですが、実はカンタンです。キュルキュルキュル異音が気になる人は気楽にやってみて下さい。

掃除の時間と場所を確保する

掃除の時間は1時間ぐらい

まずはチェーンまわりを掃除するための時間と場所を確保します。時間は30分〜1時間もあればオーケーです。オレのようにチェーンの掃除が生まれて初めてという人でも1時間あれば終わります。2回目以降は慣れてくれば30分ぐらいで終えられそうです。

場所はマンションの廊下

悩ましいのは掃除場所です。自宅の庭、クルマやバイクの洗車場、自転車洗車場、ガソリンスタンド、公園、霊園、マンションの裏、親戚の家のガレージ、マンションのベランダや室内や玄関、行きつけの自転車屋の店先などなど、チェーン掃除ができそうな場所を片っ端から検討したんですが、最終的に今回はマンションの廊下でやらせてもらいました。ただしマンションの廊下は共有スペースです。くれぐれもマンションのルールを守って使わせてもらいましょう。

ちなみに今回の掃除方法であれば、マンションの廊下に目立った汚れは残りませんでしたよ。

チェーン掃除の8つ道具を揃える

今回は以下の8つの道具を使いました。新聞紙やボロ布のように、家にある物で代用できたり、無料で手軽に調達できる物は、わざわざ買い揃える必要はありませんよ。

チェーンまわりが汚れたBROMPTON本体

これは言うまでもありませんね^^;

段ボールまたは新聞紙

段ボールまたは新聞紙はマンションの廊下を保護、養生するために、マンションの廊下に敷いて使います。サイズ的にはチェーンから後輪まで隠れるぐらいの大きさがあれば十分です。段ボールならちょっと大きめのもの。新聞紙なら4〜5枚ぐらいです。

段ボールは厚みがあるため1枚敷けば十分ですが、新聞紙は2枚ぐらい重ねて敷きましょう。マンションの廊下を絶対に汚したくない場合は段ボールの上に新聞紙を重ねて敷けば完璧です。

手のひらサイズの白いボロ布またはウエス10〜20枚ぐらい

手のひらサイズの白いボロ布またはウエス(Waste)は10〜20枚ぐらいあると便利です。これらはチェーンまわりの汚れを拭き取ったり、チェーンにオイルを塗る際の当て布に役立ちます。ウエスは100均やカー用品店などで買えますよ。

今回は古くなって着なくなった白いTシャツを手のひらサイズに裁断して使いました。布の色は白い方が、汚れをちゃんと拭き取れているかどうか分かりやすいです。また、布の大きさは手のひらサイズぐらいの方が作業しやすいです。

薄手のビニール手袋1枚

ビニール手袋は、手に汚れが付かないようにするために使います。両手にはめてもいいんですが、そうなると作業がしにくいし、利き手はあまり汚れません。今回は利き手じゃない方の手(オレの場合は左手)だけにビニール手袋をはめて作業しました。

今回使ったのは、市販の髪染めに付属してきた透明で薄手のビニール手袋なんですが、クリーナー液やオイルが染みない素材であれば台所用のゴム手袋でも手術用の薄いヤツでも構いません。

チェーンクリーナー

チェーンクリーナーは、チェーンにこびり付いた汚れを浮かすために使います。

WAKO’S チェーンクリーナー ブラシ付き
品名 CHA-C
容量 330ml
本体価格 1500円(+税)

ブラシ

ブラシは、チェーンクリーナーで浮かせた汚れを掻き出すために使います。今回は、WAKO’S チェーンクリーナーに付属しているブラシを使いました。

マルチクリーナー

マルチクリーナーは、チェーンの汚れ拭き取るために使います。

WAKO’S フォーミングマルチクリーナー
品名 A402
容量 380ml
本体価格 1200円(+税)

チェーン専用オイル

チェーン専用オイルは、チェーンの動きを滑らかにするために使います。

WAKO’S チェーンルブ
品名 CHL
容量 180ml
本体価格 1600円(+税)

チェーン掃除のために買い揃えたのは、ブラシ付きのチェーンクリーナー、マルチクリーナー、チェーン専用オイルの3点だけです。すべてWAKO’Sブランドで揃えました。しばらくは使えますし、汚れもキレイに落とせます。初心者はこうしたド定番を使うのが安心だと思いますよ。

ヨドバシカメラなど、どこで買うかは自由です。が、買うときは3点セットで買うと若干おトクです。Amazon.co.jpやYahoo!ショッピングなら3点セットが売っています。

BROMPTONを掃除場所にセットする

ギアの音がしないようにしておく

今回掃除するBROMPTONは6速ギアです。ギアは右が「2」、左が「+」にしておきましょう。ギアの位置を事前に設定しておくと、マンションの廊下でチェーンを回してもほとんど音がせず、近所迷惑になりません。

BROMPTONを置く位置決める

マンションの廊下を見て、BROMPTONを置く、だいたいの位置を目測で決めます。この時点ではまだBROMPTONをその場所に置かないで下さい。

段ボールまたは新聞紙を敷く

BROMPTONを置く位置が決まったら、その場所に段ボールまたは新聞紙を広げて敷きます。段ボールまたは新聞紙はチェーンから後輪をカバーするように敷きましょう。

BROMPTONを右向きにする

続いてBROMPTONを右向きにします。チェーンをこちら側に向けて掃除しやすくするためです。

BROMPTONを固定する

そして、段ボールまたは新聞紙の上にBROMPTONを乗せます。BROMPTONを固定するために、今回はマンションの窓格子や手すりを利用しました。左ハンドルのお尻とイスの左側面を軸にし、窓格子や手すりにBROMPTONを斜めに立てかけます。

このときハンドルがブレないように、なるべくハンドルがまっすぐ安定する場所を探りましょう。作業中にハンドルがガクンとなると、BROMPTONが倒れてしまい危険です。左ハンドルのお尻とイスの左側面は、ウエスなどで当て布をするとBROMPTONが汚れませんよ。

なお今回はBROMPTONを固定するためのスタンドは使いませんでした。スタンドがなくてもチェーン掃除はできますが、掃除の時間が長引くと足腰が疲れます。このあたりはお財布と相談ですね。

これで準備が整いました。いよいよ実際にチェーンを掃除します。

クリーナーを吹き付けてチェーンの汚れを浮かす

BROMPTONのペダルを持ってチェーンをちょっとずつ回し、止めます。で、チェーンにクリーナーを吹き付けてチェーンの汚れを浮かします。これを繰り返し、チェーンを1周させます。オレはスタンドを持っていないため、チェーンを後ろに回して作業しました。

チェーンは遠目には1本の鎖にしか見えません。ところが実はチェーンには1カ所だけ繋ぎ目があるんですね。自分で掃除するまでこの事実を知りませんでした(^^; チェーンを回すときは、この繋ぎ目を目印にすると作業しやすいですよ。

チェーンにクリーナーを吹き付ける部分は、ペダルとテンション プーリーの中間あたりの何もない部分にしましょう。クリーナーがBROMPTONの他のパーツに飛び散らないようにするためです。クリーナーを吹き付けるのはチェーンだけにしましょう。テンション プーリーなど他の部分には吹き付けません。

クリーナーは勢いよく出ます。クリーナーを吹き付ける際は、手袋をはめた方の手にウエスも持って、チェーンの裏から当て布をするとクリーナーが飛び散らずに済みますよ。クリーナーはケチらずに、チェーンが泡で見えなくなるぐらい、たっぷり満遍なくかけましょう。

クリーナーをチェーン全体に吹き付けたら、汚れが浮くまで、そのまま5分ぐらい待ちます。

ブラシで擦ってチェーンの汚れを掻き出す

5分ぐらい経ったら、ブラシを使ってチェーンまわりの汚れを掻き出します。汚れを掻き出す部分はチェーンが通るところすべてです。つまりチェーン、テンション プーリー、ガイド プーリー(Guide Pulley)、スプロケット(Sprocket)、ギアクランク(Gear crank)です。

WAKO’S チェーンクリーナーに付属しているブラシは、面白いように汚れカスを掻き出せます。細かい部分も結構ちゃんと掻き出せます。真っ黒な汚れカスがボロボロ落ちなくなるまで、根気強くブラシで擦り続けましょう。

上の画像はBROMPTONに4〜5回乗った後に汚れを掻き出したときのものですが、結構汚れが取れています。BROMPTONにはチェーンカバーがないため汚れが付着しやすいようです。

マルチクリーナーを吹き付けてチェーンの汚れ拭き取る

チェーンの汚れをすべて掻き出したら、マルチクリーナーをチェーンに吹き付けます。マルチクリーナーを吹き付ける際は、手袋をはめた方の手にウエスも持って、チェーンの裏から当て布をすると、マルチクリーナーが飛び散りませんよ。

マルチクリーナーを吹き付けては少しだけチェーンを回す。この動作を繰り返してチェーンの全体にマルチクリーナーを吹き付けます。

マルチクリーナーを吹き付けたら、チェーンががピカピカになるまでウエスでしっかり汚れを拭き取りましょう。マルチクリーナーは乾かないうちに拭き取って下さい。ウエスを持った左手を固定させ、チェーンを後ろに回すと効率よく拭き取れますよ。

チェーン専用オイルを吹き付ける

チェーンがピカピカになったら、チェーン専用オイルを吹き付けます。オイルを吹き付ける際は、手袋をはめた方の手にウエスも持って、チェーンの裏から当て布をすると、オイルが飛び散りません。チェーンを少しずつ回して、オイルをチェーン全体に塗り終えたら、余分なオイルをウエスで拭き取ります

仕上げをする

最後にチェーンを何周か回して、チェーンにオイルをなじませます。できればギアも変速させてみましょう。チェーンやテンション プーリーなどから異音がしないことを確認しておくといいですね。チェーン掃除の作業自体はこれでおしまいです。

一晩寝かせて翌日試走する

仕上げが済んだら、できれば一晩BROMPTONを寝かせます。そうするとオイルがチェーンに馴染むんだそうです。翌日になったらBROMPTONに試乗して、異音がしないことを再度確認しましょう。これにて一件落着です。

異音は消え、ペダルも軽く!

と、こんな感じ、オレみたいなぶきっちょでも無事にBROMPTONのチェーンを掃除できました。チェーンまわりを掃除したら異音が消えただけでなく、ペダルも明らかに軽くなり一石二鳥です(^^)

で、本格的なメンテナンスは年に1度ぐらいの割合で自転車専門店にお任せすれば安心ですね。チェーンの異音や汚れが気になったら、ぜひ自分の手でチェーンまわりを掃除してみて下さい!

なお、今回のチェーン掃除にあたっては以下の記事がとても、とても参考になりました。ありがとう!

意外と簡単!チェーン清掃と注油で、自転車の快適性がアップします-サイクリング・レビュー

それから、BROMPTONの輸入総代理店「ミズタニ自転車」のブログも参考になりますよ。

メンテナンス[1]:お手入れの準備 | with BROMPTON|ブロンプトン ブログ

チェーン掃除をした日

  • 第1回:2020年3月12日(日)
  • 第2回:2020年7月12日(日)

コメント

タイトルとURLをコピーしました