折り畳み自転車のBromptonがサブスクを始めたってよ

自転車

英Bromptonが自転車の定額制サービス、いわゆる「サブスク」を始めました。サービス名は「Brompton Bike Hire」です。一体どんな内容なんでしょうか?

Brompton Bike Hire

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開始当初はイギリス国内のみ

サブスクを行なっているのは今のところイギリス国内のみです。まだ始まったばかりのサービスということで日本を含む海外展開は未定です。

料金プランは2種類

Bike Hireの料金プランは以下の2種類から選べます。

  • ANNUAL – THE FULL WORKS→1年契約
  • FLEXI – 30 DAYS→1カ月契約

要するに「1年契約」と「1カ月契約」ですね。ひと月あたりの料金は以下のようになっています。

  • 1年契約→ひと月あたり30ポンド(=約4200円)
  • 1カ月契約→42ポンド(=約5900円)

気持ちお高めでしょうか?

借りた方がおトク? 買った方がおトク?

1年契約の料金は4200円×12カ月=年額5万400円です。Bromptonの新車の金額はザックリ20万円ぐらいですから、20万円÷5万400円=約4年。つまり新車で買ったBromptonに4年以上乗り続けることが確実なのであれば、最初から素直に新車を買った方がおトク。そういう計算になります。

サブスクは何が違う?

一方、Bromptonが初めての人や4年以上乗り続けるか分からない人は、とりあえず1カ月契約でお試し的に乗ってみるのもアリです。ところがサブスクと新車購入には決定的な違いがあるので注意しましょう。

サブスクは新車じゃない

サブスクで乗れるBromptonは新車じゃありません。いわゆる整備済み品ってヤツです。サブスクって早い話がレンタルですから、これは仕方がありませんね。

所定の場所に引き取りに行き、返却しに行く必要がある

新車で買ったBromptonは自宅に直送してもらえます。ところがサブスクのBromptonは「ドック」という所定の場所に取りに行く必要があるんですわ。

ドックはこの記事を書いている時点でイギリス国内に45箇所ほどありますが、わざわざ受け取りに行くのは面倒臭いですよね。帰り道はBromptonに乗って来なきゃならないですし。

同様に、契約期間が満了したらBromptonをドックへ返却しに行く必要があります。これまた面倒臭いです。

今後の予定では、Bromptonを借りるときは自宅へ直送してもらえるようになりますが、Bromptonを返すときはやはりドックへ行くしかないようです。

ハンドルの形やサイズは選べない

Bromptonのハンドルの形は3種類あって、新車ならどれでも好きな形を選べます。ところが、サブスクのBromptonはひらがなの「ひ」のような形をした「Mハンドル」しか選べません。公式サイトの「よくある質問」の中に「サイズオプションはない」との記述があること、公式サイトに掲載されているサブスクのBromptonの画像などから、このように解釈しても差し支えないんじゃないでしょうか。ただし微調整やシートポスト(=サドル)の高さによって身長2mぐらいまでは対応できるようです。これならたいていの人は困りませんけどね。

メンテナンス費用は無料

サブスクはネガティブ要素ばかりじゃありません。イイところもありますよ。定期点検や整備、修理サービスは月額料金に含まれているため、パンクなどは無料で直してもらえます。ちょっとした出費が嵩まないのは嬉しいですね。

1年契約には保険が付いている

1年契約のBromptonには車両保険と盗難保険が最初から付いています。仮に、修理できないほどの壊れ方をしたとしても、車両保険の範囲内であれば別のBromptonに乗り換えられます。ただしその際、追加費用がかかる場合もあります。

一方、1カ月契約のBromptonに保険は付いていません。ここは覚悟して乗るしかなさそうですね。

  • 1年契約→保険付き
  • 1カ月契約→保険なし

割引価格で新車を買える

サブスクを契約している間は、新しいBromptonを買う際に割引価格が適用されます。どれぐらいの割引率なのかは公表されていませんが、とても気になりますね。

この記事を書いている時点では事前申し込みを受付中です。イギリスにお住まいでBromptonのサブスクに興味がある人は、ぜひチェックしてみて下さい!

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