iPhoneを使っている方から、Apple IDを変えた後でもそのiPhoneの中にあるデータを使い続けたいという相談を受けました。
今回の相談内容
その人はiPhoneを2台持ちしています。1台は社用のiPhone「A」で、もう1台は私物のiPhone「B」です。ともに社用のApple ID「C」でサインインしているのですが、普段は主に私物のiPhone「B」を利用しています。
- 社用のiPhone「A」:社用のApple ID「C」でサインイン済み。
- 私物のiPhone「B」:社用のApple ID「C」でサインイン済み。
このたび社用のiPhone「A」を会社に返却することになり、返却したiPhone「A」は社用のApple ID「C」とともに新入社員が利用する予定です。
- 社用のiPhone「A」:社用のApple ID「C」でサインイン済み→新入社員が利用。
私物のiPhone「B」は社用のApple ID「C」でサインイン済みですが、連絡先や写真、アプリなどプライベートなデータがたくさん入っています(便宜上、データ「E」と呼びます)。このデータ「E」を今後も引き続き使いたいのですが、単に、私物のiPhone「B」に個人のApple ID「D」でサインインし直せば済むんでしょうか?
- 私物のiPhone「B」:個人のApple ID「D」でサインイン→これまで通りデータ「E」を利用できる?
iCloudをオフにし、iPhoneにデータを残すのがコツ
今回のような場合は以下のようにすればオーケーです。
iCloudをオフにしてiPhoneにデータを残す
以下、長ったらしい箇条書きですが、注意すべきは「連絡先」「メモ」「Safari」の3つです。
- 写真:単にオフにすればよい。
- メール:未確認です。
- 連絡先:iPhone上の連絡先を削除するか訊かれるので「iPhoneに残す」を押す。
- カレンダー:単にオフにすればよい。
- リマインダー:単にオフにすればよい。
- メモ:後述します。
- メッセージ:単にオフにすればよい(iMessageは未確認)。
- Safari:iPhone上の連絡先を削除するか訊かれるので「iPhoneに残す」を押す。
- 株価:単にオフにすればよい。
- ホーム:単にオフにすればよい。
- ヘルスケア:単にオフにすればよい。
- Wallet:単にオフにすればよい。
- Game Center:単にオフにすればよい。
- Siri:単にオフにすればよい。
- キーチェーン:単にオフにすればよい。
- iCloudバックアップ:単にオフにすればよい。
- iCloud Drive:単にオフにすればよい。
- ブック:iCloud Driveをオフにすると自動的にブックもオフになる。
- ショートカット:単にオフにすればよい。
「メモ」アプリの対処法
「メモ」アプリには2種類の保存場所があります。iPhone本体とiCloudです。
iCloudのメモはApple ID「C」に紐付いているため、Apple ID「D」でサインインし直すと見えなくなってしまいます。が、この問題は、iCloudのメモをいったんiPhone本体に移動させることで解決します。
もしかしたら詰めが甘い部分があるかもしれません。お気付きの点があったらコメントくださいね。
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