持ち家の売却代金を安全かつ楽チンに受け取る方法

おカネ

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知り合いのAさんが持ち家を売り、まとまったおカネを受け取ることになりました。

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預金保護のために複数口座を作る?

Aさんは資産運用に興味はなく、必要な時にゆうちょ銀行の通常貯金から生活費を出し入れできれば十分という、比較的おおらかな方です。

唯一、Aさんが気をつけているのは、万が一、ゆうちょ銀行が潰れたときのために、貯金残高はペイオフの1000万円を超えないようにしていることぐらいだそうです。

そんなAさんですが、大金を受け取るとなると、やはり複数の銀行にいくつもの口座を作らなくちゃいけないんでしょうか? もっと楽チンかつ安全に持ち家の売却代金を受け取る方法はないんでしょうか?

オートスウィング基準額を引き下げる

結論からお伝えします。Aさんはゆうちょ銀行の「オートスウィングの基準額」を変更すればオーケーです。こうすれば、アチコチの銀行に口座を作る必要はありませんし、万が一、ゆうちょ銀行が潰れたとしても預金は全額保護されます。もうちょっと詳しく見てみましょう。

ゆうちょ銀行の仕組み

ここから先は、実際に郵便局の窓口で教えてもらった内容を整理するための覚え書きを兼ねています。ざっくり書いてあるので、細かいミスがあったらコメント欄から教えてください。

ゆうちょ銀行の総合口座にまぁまぁのおカネが入っているとします。

そのうち、1300万円までは利息が付き、1300万円を超えた分には利息は付きません。

かたや、預金保護(=ペイオフ)の対象となるのは、

  • 1000万円までとその利息
  • 利息の付かない1300万円を超えた部分

だけとなります。つまり、1000万円〜1300万円の部分は万が一の際に保護されないようになっているんですね。300万円がパァに? それは困りますよね。

そんなグレーゾーンをなくせるのが「オートスウィング基準額の変更」という手続きです。この手続きをすれば1000万円を超える部分に利息が付かなくなり、全額が預金保護されます。この手続きに手数料はかかりません。やらない手はありませんね!

【ネット編】その場で手続き完了!

「オートスウィング基準額の変更」は「ゆうちょダイレクト」もしくは郵便局の窓口でできます。ゆうちょダイレクトで行なう場合は下記のように操作すればオーケーです。

ゆうちょダイレクトにログインしたら、左「メニュー」>「各種手続き等」>「ご登録内容確認・変更」を押します。

ページが変わったら「口座情報登録・変更」>「口座情報照会」>「照会」を押します。

ページが変わったら「口座情報」>「オートスウィング基準額の変更」を押します。

ページが変わったら「変更後」の金額を入力してから、右下の「次へ」を押します。

ページが変わったら「実行する」を押します。

「確認」画面が出たら「はい」を押します。

オートスウィング基準額の変更が受け付けられました。「口座情報照会に戻る」を押します。

ページが変わったら「口座情報」>「オートスウィング基準額」が変更されていることを確認しましょう。ちゃんとなっていますね。

しばらくすると、ゆうちょ銀行からメールが来ます。オートスウィング基準額の変更が完了したと書いてあればオーケーです。メールは破棄してかまいません。

【窓口編】書類1枚出すだけ!

ゆうちょダイレクトが使えない場合は郵便局の窓口で手続きしましょう。必ず本人が郵便局の窓口に行ってください。その際、持参するものは下記の3つです。

窓口に持参するもの
  • 顔写真付きの身分証明書(マイナンバーカードや運転免許証など)
  • ゆうちょ銀行の通帳
  • ゆうちょ銀行に届け出ている印

郵便局の窓口に行ったら、下記の書類をもらいましょう。「オートスウィングの基準額を引き下げたい」と言えば伝わると思います。ついでに記入方法も教えてもらうといいですよ。

この用紙に記入し、提出すれば手続きは完了です。カンタンですね。

ありがたい仕組みです

Aさんはとても喜んでいました。預金保護を気にして、アチコチの銀行にいくつもの口座を作らなくちゃいけない呪縛から解き放たれたご様子です。同じような悩みを抱えている人の参考になれば幸いです!

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