iPhone SE(第2世代)のバッテリーの減りは何だか早い気がします。設定を見直したりしてみましたが、残念ながら劇的な効果はないようです。どうしよう?
「バッテリー」の使用状況を確認する
あらためて、iPhone SE 2の使い方を反省することにしました。まずはバッテリーの使用状況を確認してみましょう。
最近どれぐらいバッテリーを使ったか振り返る
「バッテリー」を開くとこのような画面になります。「過去10日」タブを押し、今日を含む直近10日間のバッテリー使用状況を表示させましょう。
カラフルな棒グラフが見えますね。各棒グラフが示す内容は以下のようになります。
緑色の棒グラフ:「バッテリー使用状況」を示しています。緑色の棒グラフを見れば、毎日何パーセントぐらいバッテリーを使ったのかが分かります。
青色の棒グラフ:アプリの「アクティビティ」を示しています。青色の棒グラフを見れば、画面を点灯させてアプリを使っていた時間と、アプリがバックグラウンドで動いていた時間が分かります。
緑色と青色の差が大きい日に注目する
注目すべきは、緑色の棒グラフと青色の棒グラフに大きな差がある部分です。この画像の場合は5月8日(土)や5月14日(金)が該当します。こうした日は、アプリをあまり使っていないにもかかわらず、異様にバッテリーを消費していますね。
例えば5月14日(金)に注目してみましょう。(1)の部分を押すとその日だけの使用状況を絞り込んで表示できます。
5月14日(金)は「画面オン」(=画面を点灯させてアプリを使っていた時間)が「1時間17分」で、「画面オフ」(=アプリがバックグラウンドで動いていた時間)がわずか「4分」だったことが分かります(2)。
つまり5月14日(金)は約1時間20分しかアプリを使っていないにもかかわらず、バッテリーをほぼ100%使い切ってしまったんですね…。どぼして?
この日、バッテリーをたくさん使ったアプリはどれなんでしょうか? トップ4は「Gmail」「Siri」「Lumosity」「LINE」と判明しました。なんとこの4本で全体の80%を占めています(3)。
アプリの使い方を吟味する
つまり、この4本のアプリの使用を控え目にすれば、バッテリーの消費を抑えられるということになります。
アプリの欄を押すと「%」と「時分」の表示を切り替えられます。
例えばGmailを見てみましょう。Gmailの使用時間は他のアプリに比べて突出して多いです。この日は長文メールを打っていたため、推敲に時間がかかってしまったんですよ。
この日、画面を点灯させてGmailを使った時間は41分で、Gmailがバックグラウンドで動いた時間はわずか1分でした。
画面を点灯させてGmailを使う時間を半分の20分ぐらいに抑えられれば、バッテリーの減りを大幅に抑えられそうです。
同様の理由でLINEもダラダラ使いました。GmailもLINEも、文章を考えながら画面を点灯させっぱなしにしたのが敗因のようですね。
画面を点灯しっぱなしにしないのがベスト?
実は「バッテリー充電の最適化」と「低電力モード」設定は、せっかく変更しても、iOSのアップデートで勝手に元に戻っちゃうんですよ。毎回設定しなおすのが面倒臭くて、これらは諦めました。
設定よりも使い方なのかな?
身も蓋もない結論ですが、やはりiPhoneの画面を点灯させないのが、バッテリー節約への最良の処方箋なんでしょうか? それともノーベル賞級の発明が登場するのを期待するしかないんでしょうか?
バッテリーの減り問題はどうにもこうにも歯痒いですね。
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