80年代のカセットテープをiMacに取り込んでみた

Macintosh

子供の頃に録音したカセットテープ。処分する前にデータ化したい!この記事ではカセットテープをiMacに取り込み、MP3に変換する方法をご紹介します。

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USB接続できるカセットテーププレイヤーを買う

今回買ったのは「ION TAPE EXPRESS」という、手のひらサイズのカセットテーププレイヤーです。USBケーブルでMacやWindowsに繋げます。オレは数年前に買ったんですが、2020年の今でもAmazon.co.jpで3700円ぐらいで売っています

iMacのUSBポートに繋ぐ

ION TAPE EXPRESSが届いたら、付属のUSBケーブルを使ってiMacに繋ぎます。ION TAPE EXPRESSの電源は乾電池かUSB、どちらでも好きな方を選べますよ。今回はiMacのUSBから給電しました。

録音・変換アプリをダウンロードする

カセットテープをMacに取り込むには「EZ Vinyl/Tape Converter」という専用の録音・変換アプリを使います。このアプリ、どのサイトからダウンロードすればいいかは、使っているOSのバージョンによって異なります。

  • OSのバージョンが10.4〜10.11→米国サイト日本サイトどちらからダウンロードしても構わない。
  • OSのバージョンが10.12〜10.14→米国サイトからダウンロードする。
  • OSのバージョンが10.15→EZ Vinyl/Tape Converterは使えない。

ダウンロードが完了したら、パッケージファイルをダブルクリックしてMacにインストールして下さい。

なお、EZ Vinyl/Tape Converterのシステム要件は以下の通りです。

  • 最新バージョン:11.5
  • 対応OS:Mac OS X 10.4(Tiger)〜macOS 10.14(Mojave)
  • 対応言語:英語など(日本語版はなし)

カセットテープをデータ化したい人は、このアプリが使えるうちにMacに取り込んでおいた方がいいですよ。

録音・変換アプリを開く

EZ Vinyl/Tape Converterをインストールしたら、アプリのアイコンをダブルクリックして開きます。

「next」を押す

「step 1」の画面になったら、EZ Vinyl/Tape ConverterがUSBケーブルでiMacに繋がっていることを確認してから右下の「next」を押します。

「TAPE PLAYER」を選択する

画面が変わったら「TAPE PLAYER」を選択してから右下の「next」を押します。

カセットテープの種類を選択する

画面が変わったら、カセットテープの種類を選択してから右下の「next」を押します。カセットテープの種類は録音モードなどによって「normal」か「chrome」のどちらかを選ぶようになっています。

  • chromeテープまたはメタルテープの場合→chrome
  • ノイズリダクションで録音した場合→chrome
  • その他(普通のテープに普通に録音した場合)→normal

今回は「Bobby Brown」の「Dance!…Ya Know It!」という市販のカセットテープを取り込みます。パッケージを見てもどれを選べばいいのか分からなかったため、とりあえず「chrome」を選択しました。

録音を開始する

「step 2」の画面になったら、右下の「record」を押してからカセットテープを再生します。

「GAIN」の初期値は「+0.0」になっていますが、今回はカセットテープの音量がかなり小さかったため、GAIINのスライダーを動かして「+1.0」に微調整しました。またプレイヤー側の音量は最大にしました。

曲の自動分割は音源によりけり

左下のチェックボックスにチェックを付けておくと、曲ごとにファイルを分割してくれます。ところが今回はうまく分割されませんでした。というのも、今回録音した「Bobby Brown」の「Dance!…Ya Know It!」というアルバムは、曲の切れ目がないノンストップふうのアルバムだからです。

  • 曲と曲の切れ目がハッキリしている場合→自動分割にチェックを付ける(自動分割モード)
  • 曲と曲の切れ目が曖昧もしくはない場合→自動分割のチェックを外す(手動分割モード)

曲と曲の切れ目が微妙な場合は、とりあえず1つのファイルとして録音。後で「Audacity」などの音声編集アプリを使って曲ごとにファイルを分割すればオーケーです。

ちなみにION TAPE EXPRESSにはオートリバースも付いています。録音を開始したら後は放っておけばオーケーです。今回はA面とB面を1つのファイルに録音しました。

録音が終わるのを待つ

録音が始まると「step 3」の画面になります。後は録音が終わるのをひたすら待ちましょう。録音が終わったら右下の「next」を押します。

手動分割モードで録音すると「recording track」の右あたりに「new track」というボタンが現れます。録音中にこのボタンを押すと、曲を手動で分割できます。

ちなみに今回は、右スピーカーの音量がほとんど出ていませんでした…。古いカセットテープだから仕方ないのかもしれませんね。

アーティスト名やアルバム名を入力する

録音が終わると「step 4」の画面になります。そうしたらアーティスト名やアルバム名、曲名を手入力します。入力できる情報はこの3種類のみです。なお入力は必須ではありません。入力しなくても先へは進めます。

今回はアルバムをまるごと1つのファイルに録音したため曲名の入力欄は1つしかありませんが、自動分割モードで録音すると最大10曲まで曲名を入力できます。各項目の入力が終わったら右下の「next」を押します。

iTunesを終了させる

このとき、iTunesが起動したままになっているとエラーが出ます。iTunesが起動したままになっている場合はいったん終了させて下さいね。

iTunesへの書き出しが始まる

すると「step 5」の画面になって、EZ Vinyl/Tape ConverterからiTunesへの曲の書き出しが始まります。書き出しが終わるまでしばらく待ちましょう。途中「ピョン、ピョン」と音がしますが、これは曲を分割している音のようです。曲の書き出しが終わると自動的に次の画面に切り替わります。右下の「next」は押す必要はありませんでした。

曲の書き出しが終わる

「recording complete」の画面になったら曲の書き出しは完了です。ここでいったん作業を終了したいので「no」を押してから右下の「next」を押します。

曲が聴けることを確認する

最後に曲が聴けるか確認します。iTunesを開いて「最近追加した項目」を見て下さい。いま書き出した曲があるハズです。この曲を再生し、問題なく聴けることを確認しましょう。これで一丁上がりです。

書き出した曲はm4a形式になる

ちなみに、iTunesに書き出した曲は「.m4a」形式のファイルになっていました。

さてと。後はカセットテープの本数分だけ同じ作業を繰り返さねば。30本ぐらいあるわ^^;

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