App Storeを装った詐欺メールを見破った11の疑惑

iPhone

たった今こんなメールが届きました。どうやらApp Storeからの領収書のようです。

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疑惑1:身に覚えのない架空領収書

メールのタイトルを見ると「ご購入ありがとうございます “VIP会員 Premium(3month)”」とあります。金額は5476円。結構な金額です。

え? アプリなんて買ってませんが。VIP会員て何ソレ?

という感じです。そもそもコレが何のアプリだかまったく分かりませんw

疑惑2:買ったのは就寝中

このアプリ、一体いつ買ったんでしょうか? 日付を見ると「2019年12月19日(木)午前7時42分」となっています。この時刻、オレはまだ眠っていましたw 当然アプリなんて買えるわけありません。

疑惑3:購入したのは持っていない機種

どの機種から買ったんじゃ?「から購入しました」を見ると「iPhone 6 Plus」とあります。そんなん持ってねーし!!

疑惑4:存在しないApple ID

ここまで来ると、ひょっとしたらApple IDが乗っ取られたのか!? と心配になります。「APPLE ID」を見ると、確かにオレのメールアドレスが書いてある。これは本物ですし…。

しかし偶然にもこのアカウント名、つまりオレのApple IDは、このメールが届く2日前に変更してあったんですよ。たまたまですけどね。なのでこの日、古いアカウント名で買い物なんてできるわけないんです。App Storeにサインインできないんですからね。

疑惑5:支払い方法がクレジットカード

犯人はアプリ代金の支払いに何を使ったんでしょうか?「支払い」を見ると「クレジットカード」とあります。これはおかしいわー。オレはApp Storeにクレジットカードなんて登録してないんですから。犯人からすると完全にアテが外れましたね。

疑惑6:注文番号は当てずっぽう

こうなると「注文番号」と「文書番号」の信憑性もあやしいものです。もっともらしく書いてありますが、おそらくいずれも当てずっぽうでしょう。

疑惑7:存在しない購入履歴

とは言え、やはり心配です。念のためApp Storeでアプリの購入履歴を確認してみましょう。2019年12月に購入あるいはダウンロードしたのは、今回のアプリとはまったく関係ないアプリ1本だけです。というか、そもそも無料アプリです。サブスクリプション(=月額課金)も確認してみましたが、やはり履歴はありません。犯人よ、残念でしたーw

疑惑8:会員の員が中国語

メールのタイトルをもう一度じっくり見てみましょう。初めから違和感があったんですが、会員の「員」の字が中国語の「員」の字になっているんですね。犯人は中国語を扱う人ですか。やっぱりタチ悪いなぁ。

疑惑9:リンクが張ってあるのは2箇所だけ

メール本文をよく見ると、青い文字のリンクが複数あるように見えます。ところが実際にリンクが張ってあるのは「支払いをキャンセル」と「Report a Problem」の2箇所だけ。思わず押しそうになる部分だけなんです。このリンクにマウスをかざしてみると、リンク先はどちらも同じ。ドメイン名を調べてみたら、リビアのURLアドレスでした。まぁ、ドメイン名なんてどうにでもなりますが、正規のリンクであれば少なくともリビアのURLアドレスのはずがありません。

疑惑10:リンゴマークが表示されない

これが正規のメールだとしたら、アップルのロゴマーク、つまりりんごの画像がちゃんと表示されるはずです。しかし冒頭と下部の2箇所ともリンゴマークはのっぺらぼうになっています。ダサいなぁ。

疑惑11:差出人がApp Storeじゃない

極め付けはコレでしょう。メールのソースを開いて差出人を見ると「letter-informationupdatemailadminid*********@***-**.me」とあります(一部伏せ字)。そもそも差出人はApp Storeじゃありません。犯人、詰めが甘いわーw

身に覚えのないメールのリンクは押すな!

というわけで、このメールは完全に詐欺という結論に至りました。

でもこのメールを見たときは一瞬、本物に見えましたよ。これまでいろんな詐欺メールを見てきましたが、かなり巧妙な部類です。で焦って思わず「支払いをキャンセル」のリンクを押しそうになりましたもん。危なー。

みなさん!身に覚えのないメールが届いたら、絶対にリンクをクリックしないように注意して下さいね!

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