スターサーバーでMySQLを5.0から5.7に移行したよ

ブログ運営

このブログは「スターサーバー」というレンタルサーバーを間借りし、運営しています。

そのスターサーバーは2019年6月3日、WordPressなどで使う古いデータベースを新しいデータベースに移行するための公式ツールを提供開始しました。

実は当ブログで使っているデータベースはずっと古いままだったんですよね。いい機会なので新しいデータベースに移行してみましょう。

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データベース移行ツールが登場!しかも無料!

スターサーバーの2019年5月31日付けのお知らせによると、この「データベース移行ツール」を使えば、事前にWordPressなどがちゃんと動作するかを確認してから移行できるようです。安心やな。

データベースのバージョン移行をサポートする「データベース移行ツール」提供開始のお知らせ

データベース移行ツールは、スターサーバーの契約者であれば誰でも無料で使えるようです。良心的やな。

トリセツを見ながらやればすんなりできる

データベース移行ツールの使い方は、公式解説ページに分かりやすく書いてあります。

データベース移行ツール _ レンタルサーバー【スターサーバー】

こうした作業に不慣れな人でも、このトリセツを見ながらやればほぼほぼ迷うことはないでしょう。

全体の流れ

データベースの移行、全体の流れは以下のようになります。

  1. 現在のデータベースをバックアップする。
  2. データベースを「仮」移行する。
  3. ブログがちゃんと動作するか確認する。
  4. データベースを「本番」移行する。

やはり、ブログがちゃんと動作するか確認してから「本番」移行できるのが安心ですね(^_^)

現在のデータベースをバックアップする

まずは念のため、現在の(=古い)データベースをバックアップしておきましょう。

駆け足で説明しますが、以下のような手順で作業して下さい。

スターサーバーの「サーバー管理ツール」にログイン→データベース設定→phpmyadminにログイン

の順に押します。続けて、

バックアップするデータベースを選択→Exportタブ→Custom→Tablesをすべて選択→一番下のGo

の順に押すと、データベースのバックアップ・ファイルがパソコンにダウンロードされます。

バックアップは好きな場所に保存してね

データベースのバックアップ・ファイルは、Macのデスクトップに保存しました。好きな場所でいいです。

データベースを「仮」移行する

次にデータベースを「仮」移行します。後で元に戻せるので安心ですよ。

初めてやるときは、

スターサーバーの「サーバー管理ツール」にログイン→データベース移行ツール→データベース移行ツールの利用を開始する

の順に押します。

え? 利用を開始できない!?

オレの場合「現在設定してあるデータベースのパスワードは、新しいデータベースに移行できない形式になっています」的なエラーが出ました。

分かりました。データベースのパスワードを変更すればいいんですね。

「パスワード変更」を押す

サーバー管理ツール→データベース設定→MySQL一覧→パスワード変更

の順に押します。

新しいパスワードを入力し「確認画面」を押す

新しいデータベースで使えるパスワードのルールがよく分かりません。「MySQL 5.7 パスワード」でググって教えてもらいました。すると、

  • パスワードの長さは8文字以上
  • 大文字と小文字はそれぞれ1文字以上
  • 数字1文字以上
  • 記号1文字以上

みたいなルールが目にとまりました。今回は記号はムシw 上から3番目までのルールに沿うような形のパスワードを入力してみます。

「確定する」を押すと…

パスワードを変更できた!

自動的にデータベース設定の画面に戻ったら、パスワードの変更はうまく行ったと思って構いません。

再度「データベース移行ツール」の画面を開き「データベース移行ツールの利用を開始する」を押します。リベンジや〜。

「選択した〜に追加する」を押す

「データベース移行ツールの利用を開始する」がうまく行くと、このような画面が表示されます。

やっぱり、パスワードに記号は必要なかったわw

移行するデータベースの「状態」は「移行未完了」となっています。そりゃそうだ。これからやるんだもんね。

移行するデータベースにチェックを付けてから「選択したデータベースをMySQL5.7に追加する(確認)」を押します。

「データベースを〜追加する(確定)」を押す

確認画面が出るので「データベースをMySQL5.7に追加する(確定)」を押します。

「確定」という文字にたじろぎますが、あくまでも「仮」移行です。失敗したとしてもまだ後戻りはできます。安心して押しましょう。

データベースは「移行完了」になる

データベースの「状態」が「移行完了」に変わりました。「仮」移行はこれでおしまいです。

ブログがちゃんと使えるか確認する

「本番」移行の前に、自分のWordPressのブログを開きます。

新規投稿を書いてみたり、既存の投稿を編集してみたりと、アレコレいじくってみましょう。

おかしな挙動がないか、エラーが出ないかなどを丁寧に確認します。

データベースを「本番」移行する

自分のブログが一通りちゃんと使えることを確認したら、いよいよ本番。データベースの移行を完了させましょう。再び、

サーバー管理ツール→データベース設定→phpmyadmin

を開きます。

phpmyadminに「ログイン」する

データーベースが2つ見えますが「MySQL5.7」の方に「ログイン」します。

データベースの中身があることを確認する

データ容量もそれなりにあるので、まぁ大丈夫でしょう。うまく移行できているようです。

WordPressの設定ファイルを変更する

「FileZilla」というFTPアプリを使って、WordPressの「wp-config.php」というファイルをMacにダウンロードし「テキストエディット」で編集します。

変更するのは基本「MySQLのホスト名」のみです。以下のように変更します。赤い文字の部分が変更部分です。

mysql1b.minibird.netowl.jp

今回はデータベースのパスワードも変更したので、ここも変更します。

編集が終わったら、変更内容を保存してから「FileZilla」で元の場所にアップロードします。

「バージョンを〜移行する(確認)」を押す

仮移行の状態から本番移行するので「バージョンをMySQL5.7に移行する(確認)」を押します。

「バージョンを〜移行する(確定)」を押す

確認のため「バージョンをMySQL5.7に移行する(確定)」を押します。確認と確定。ちょっと紛らわしいですね。

移行が完了する

データベースの移行が完了すると、このような画面になります。古いデータベースに関する記述は自動的に削除され、スッキリしました!

移行前のテスト結果

せっかくなので、当ブログの表示速度を測定してみましょう。ど定番「Google PageSpeed Insights」を使います。

データベースの移行前はこんな感じです。

パソコン

モバイル

移行後のテスト結果

パソコン

モバイル

はい、いま2度見した人。見間違いじゃありませんよ。テスト結果は、データベースの移行前後でまったく変わりませんでした。アレ?(^^;;

まぁスッキリしたし、今回はこれでよしとします!

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