iMacが起動しなくなりました。「iMac (27-inch, Late 2013) 3.4 GHz Quad-Core Intel Core i5 ME098 J/A」です。
リンゴマークと白い横棒は表示されるんですが、いくら待ってもそこから先へ進まないのです…。
ディスクの運用方法
iMacのディスクは1TBあり、下記のように4つのボリュームに分けて運用していました。
| ボリューム | 主な用途 |
|---|---|
| HD1 | Catalina |
| HD2 | 音楽や画像などのデータ |
| HD3 | 何もなし |
| HD4 | High Sierra |
ないと困るのはHD2にある音楽や画像などのデータのみです。これが救出できれば、後は野となれ山となれ、です。
SMCのリセット→効果なし
「システム管理コントローラ」(=System Management Controller) をリセットしてみました。
- Mac をシステム終了し、電源コードを外します。
- 15 秒待ってから、電源コードを接続し直します。
- 5 秒待ってから、電源ボタンを押して Mac の電源を入れます。
が、効果はありませんでした。
NVRAMのリセット→効果なし
音量やディスプレイの解像度、起動ディスクの選択、時間帯などの設定情報を記憶している「NVRAM (=Non-Volatile RAM) をリセットしてみました。
- Mac をシステム終了します。
- Mac の電源を入れ、すぐに「option」「command」「P」「R」の 4 つのキーを長押しします。
- 20 秒ほど押し続けてからキーを放します。その間、Mac は再起動しているように見えます。たとえば、起動音が複数回鳴ったり、Apple ロゴが複数回表示されたりします。
- Mac の起動が終わったら、必要に応じて、リセットされたシステム設定を調整してください。
これをやったら、リンゴマークの下のプログレスバーは30分ぐらいかけて右端いっぱいまで到達するようになりました。
が、そこから先はどうにも進まなかったので、諦めて電源ボタンの長押しで強制終了させました。
ディスクの修復→異常なし
ボリューム→コンテナ→ディスクの順に「First Aid」でチェックしてみました。
- Mac の電源を入れてすぐに「command (⌘) + R」キーを長押しし、Apple ロゴやその他の画像が表示されるまで押し続けます。
- ユーザの選択画面が表示される場合は、パスワードがわかっているユーザを選択して「次へ」をクリックし、そのアカウントの管理者パスワードを入力します。
- macOS 復旧のユーティリティウインドウから「ディスクユーティリティ」を選択し、「続ける」をクリックします。
が、異常は発見されませんでした。
High Sierraのインストール→失敗
インターネットからmacOSを再インストールすることにしました。
shift + option + command + R：起動時にこの 4 つのキーを長押しすると、復旧では、Mac に当初搭載されていた macOS か、それに一番近く現在も提供されているバージョンが提供されます。
このときは「macOS High Sierra」が提案されましたが「復旧サーバーに接続できませんでした」というエラーが出て、うまく行きませんでした。
対処法として、メニューバーから「Terminal」アプリを起動し、時刻を合わせましたが、症状は変わらなかったので諦めました。
ボリュームの削除
元々、HD1にCatalinaが入っていたはずなのですが、起動ディスクの選択画面にHD1が表示されなかったことから、Catalinaがおかしいと判断しました。
で、ディスクユーティリティでHD1を削除しました。
Catalinaのインストール→成功
option + command + R：起動時にこの 3 つのキーを長押しすると、復旧ではお使いの Mac に対応する最新の macOS が提供されます。
一度は「復旧サーバーに接続できませんでした」エラーが出たのですが、再度やってみたら、今度は使用許諾画面へと進み、ついにはCatalinaのインストールが始まりました。
インストールに約20分、1回目の自動再起動に数分、2回目の自動再起動に約20分。残り時間を計算しています、がしばらく続き、残り15分がしばらく続き。結局、どれぐらいかかったか覚えていません。
ジッと待つより、一晩放っておいた方がいいです。
ようやく救出できた
翌朝、無事デスクトップが表示されました。
動作はサクサクというわけにはいきませんでしたが、必要なデータはほぼ救出できました。
最後に膨大な音楽ファイルをコピーしたまま、さらに一晩放置。念のため、iMacがスリープしないように設定を変更しておきました。
ところが翌朝、画面は真っ暗で何も表示されていませんでした。
キーやマウスにも反応しないので仕方なく、iMacを強制終了させました。
初期化、そして別れ
どうもCatalinaにすると調子が悪くなるので、どうにかならないかなぁと思いながら、何度かインストールを繰り返していたら、なぜか「Mac OS X Mountain Lion」をインストールできました^^;
メモリは24GBに増設済みです。
目立った傷や汚れはありません。
底面もキレイです。
首が折れていて、角度調節できません。オレはディスプレイの下に雑誌を重ねて角度を固定していました。
スタンドの外側にちょっとシミがあります。
これでどうにか初期化できたので、10年以上使ってきたiMacを手放すことにしました。
さようなら、iMac。ありがとう、iMac。
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