インストールするだけでさまざまな外字を表示・入力できる無料のフォントファイル。それが、一般社団法人文字情報技術促進協議会が公開している「IPAmj明朝フォント」です。
今回は「齊」の真ん中が「Y」ではなく「了」になっている外字を表示させたくて、さまざまなブラウザで試してみました。なお、外字の検索は「文字情報基盤検索システム」にて行なっています。
IPAmj明朝フォントをインストールする
まずは準備。「IPAmj明朝フォント」をiMacにインストールします。
1.「ダウンロード」は「窓の杜」から
下記のリンクから辿って「IPAmj明朝フォント」をダウンロードします。実際のダウンロード元は「窓の杜」です。
2.「ipamjm.ttf」をダブルクリックする
ダウンロードした圧縮ファイルを解凍すると、ファイルが3つ見えます。その中の「ipamjm.ttf」をダブルクリックします。
3.「Install Font」を押す
するとiMacの「Font Book」アプリが開き、インストールを促してくれるので「Install Font」を押します。
4.「IPAmj明朝フォント」をインストールできた!
「User」欄に「IPAmj明朝」が表示されたら、インストールは完了です。カンタンですね。
iMacのEdgeは何も考えなくていい
Before
After
iMacの「Edge」は「IPAmj明朝フォント」をiMacにインストールするだけで、お目当ての外字を表示できました。EdgeやmacOSを再起動する必要はありません。なかなかいい感じです。
iMacのFirefoxも何も考えなくていい
Before
After
iMacの「Firefox」は「IPAmj明朝フォント」をiMacにインストールするだけで、お目当ての外字を表示できました。FirefoxやmacOSを再起動する必要はありません。これまたいい感じです。
iMacのChromeはひと手間かかる
Before
標準フォントを変更する
After
iMacの「Chrome」は「IPAmj明朝フォント」をインストールするだけでは、お目当ての外字を表示できませんでした。
Chromeの「設定」→「デザイン」→「フォントをカスタマイズ」→「標準フォント」を「IPAmj明朝」に切り替えることで、ようやくお目当ての外字を表示できました。
EdgeやFirefoxに比べ、ちょっとハードルが高いですね。
iMacのSafariは表示できず
「IPAmj明朝フォント」はmacOSに対応しているんですが、iMacの「Safari」では、お目当ての外字を表示できませんでした。フォントのカスタマイズ方法もよく分かりませんし…。
iPhoneのSafari
「IPAmj明朝フォント」はiOSに対応しているんですが、苦労してフォントをインストールしても、お目当ての外字を表示できませんでした。
Pixel 3aのChrome
「IPAmj明朝フォント」はAndroidに対応しているんですが、どうやらAndroid 12ではフォントをインストールできないようで、手元のPixel 3aでは確認のしようがありません。
Chromeの挙動が惜しい
誰でもカンタンに外字を表示できるブラウザは、iMacのEdgeとFirefoxということが分かりました。スマホはともかく、オレのようにiMacでChromeを愛用している人にとっては、ちょっぴり残念な結果です…。WindowsでもChrome派なので、機会があったらWindowsのブラウザでも試してみますね。
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