朝起きて、いつものようにiMacの電源を入れようとしたら、iMacの画面がありえない角度で下を向いています。人間で言えば、ガク〜ッとうなだれているような感じです…。
大切なiMacの首が折れた!
調べてみるとこの現象、俗に「iMacの首折れ」と呼ばれているようで、もちろん故障です。このままではiMacの首の角度を調整できません…。
故障ですから当然、元の状態に戻すには修理するしかありません。問題はその修理代が有料が無料かという点です。ちなみに今回壊れたiMacは、
iMac (27-inch, Late 2013) 3.4 GHz Quad-Core Intel Core i5
…というヤツです。オレの記憶が正しければ2014年1月に買ったものです。
え? マジ? タダで直してもらえるの!?
今回の故障はiMacを操作している間に起こったのではありません。iMacに触っていない就寝中に壊れました。もちろんiMacの首の角度をムリヤリ変えたなんてこともありません。言わば自然故障です。
で、再度調べてみると、
iMacの首折れ、無料で修理してもらえたぞ!Apple、神!!
…的な絶賛記事が目立ちます。というかほぼ全部そうです。オレの検索力では、iMacの首折れを有料で修理したという記事は発見できませんでした。ということは、
オレのiMacもきっと無料で修理してもらえるハズだ!オマケにキレイになって戻って来るかも!!
後にこれがヌカ喜びだったということも知らずに、愚かなオレは嬉々としてAppleのサポート窓口に連絡し、電話相談の予約を済ませました。
修理代はまさかの5万円∑(゚Д゚)
予約日当日、時間キッカリにAppleの担当者から電話がかかってきました。ひと通り事情を説明すると、Appleの担当者はオレにこう告げました。
たいへん残念ですが、お客様の場合、修理代は有料になります。
え? タダじゃないの????
一瞬耳を疑いましたが、落ち着いて確認すると、今回の修理代が無料にならない理由は以下のようなものでした。
iMacの首折れのような故障の場合、iMacを買ってから5年が過ぎると修理代は有料になってしまうんです。
Appleにはこのような黄金律があるんだそうで、オレにはなす術がありません。気になる修理代ですが、なんと5万円!かかっても2万円ぐらいだろうな〜と予想していたオレにとっては、かなりのカウンターパンチです。だったら頑張ってでも新しいiMac買うっつーの!
Appleの担当者は親切な人で、部内で2度ほど確認・検討してくれたんですが、やはり結果は変わりません。オレの場合、無料での修理は諦めざるを得ませんでした…。
1年半早く故障していれば修理代は無料だった\( ˆoˆ )/
オレがiMacを買ったのは2014年1月です。それから5年後ということは2019年1月です。仮に2019年1月までにiMacの首折れが発生したのであれば、修理代は無料だったんですね…。ところが今は2020年7月です。もはや手遅れ。Appleの担当者もかなり気の毒がっていました。
大切に使ってきたのがかえってアダになったんでしょうか? 早く壊れた人のiMacは無料で修理してもらえたのに、大切に使ってきて遅く壊れた人のiMacは修理代が5万円もかかるなんて…。世の中とはかくも不思議なものですな…。
不謹慎な言い方かもしれませんが、どうせ故障するんだったら1年半早く故障して欲しかったです。そう思うのは間違っているんでしょうかね?
部品はあるのに無料にならないワケ
当然ですが、部品が存在していなければ修理はできません。Appleの場合、部品自体の供給は、本体の販売終了から5年で終了になるそうです。オレのiMacがいつ販売終了になったのか正確には分かりませんが、部品自体はまだ存在している。だから修理はできるんですね。ただしその修理代は有料になります。
つまり今回の結論は、
iMacの販売終了から5年は過ぎていないから部品自体は残っていて、修理はできる。でも、オレのiMacは買ってから5年が過ぎての故障だから修理代は有料になる。
…ということでした。
ビンテージMacなんてあるのね
ちなみに販売終了から5年が経過したMacは、Appleが「ビンテージ」として認定するんだそうです。
ビンテージじゃない通常のMacは修理後90日間の修理保証が付いていて、修理後に再度故障したとしても無料で再修理してもらえます。ところがビンテージに認定されたMacにはこの保証が付きません。つまりビンテージなMacの再修理は不可ということです。
オレのiMacはまだビンテージの一覧に載っていません。買って5年は経っているけど、ビンテージにはなっていない。首折れしたのが実に微妙な時期だった。そう観念して、今回は修理自体を諦めることにしました。
イケるところまでイキます
首が折れたiMacは今もこうして現役バリバリで稼働しています。この記事も首が折れたiMacで書いています。これからもイケるところまで行くつもりですよ。
チックショー!!
今回はいろんな意味でイイ勉強になりましたとさ_| ̄|○
コメント
同じ症状、同じ状況です。首の下に発泡スチロールをかませてギブス状態でつかっています。
コメントありがとう!
同志(?)がいて安心しました(^ ^)
私のiMacは、読まなくなった古い雑誌を積み重ね、アゴ(?)の下に挟むことで最適な角度をどうにか保っています。
首が折れてから2年以上が経過しましたが、まだまだイケそうな雰囲気です。