オレみたいなオサーンになると、いろいろあんのよ、身体にね。
昨年の「アナザー・ワールド」に続き、今年は右の膝が痛くなり、整形外科に行ってきたw
今回の記事は時間とコストをかけて得た情報をまとめたものなんだけど、こうした情報って意外とネットに書いてないんだよね。
あえて共有するので、オレと同じような症状で悩んでる人がいたら参考にして下さいな。
整形外科医の診断は半月板損傷?
連日のように10kmぐらいウォーキングをしてた時期に、たまたま掃除機をしまおうと思って何気にしゃがんだら、右膝が「プチッ」って言って激痛が走った。
「大したことはない、歩けば治るw」と昭和な自己判断で、膝が痛いのに無理して2時間30分も歩き続けたら、痛みは3倍増w 整形外科医からは、
半月板損傷の疑いあり
と診断されたww
レントゲンを撮ってみたけど、骨に異常はないし、半月板の厚みも十分にある。なので、想像してたよりも膝の状態はよかった。
整形外科医からは、半月板のリセット(?)のために、その場で膝にヒアルロン酸を注入することを勧められたんだけど、注射はヤなので丁重にお断りし、代わりに2週間後から理学療法(=リハビリ)で太ももを中心とした筋力強化をすることになった。
診察当日は、消炎鎮痛効果のある湿布を1週間分もらっておしまい。
今回行った整形外科はMRIがない病院だったので、具体的に半月板のどの部分がどのように損傷してるのかまでは分からなかった。
理学療法士の見立ては股関節の使い方ミス
2週間後にリハビリを開始した。2週間安静にし、軽いストレッチをしてたせいか、右膝の激痛はおさまってる。
理学療法士は、オレの歩行姿勢やイスに座る動作を見て「身体の使い方が間違ってる」と言い切った。具体的には、股関節と骨盤の使い方がうまくできてないらしい。
思い当たる節はある。
「膝から下だけでヒョコヒョコ歩いてる」
「腰が前に出てる。腹に力を入れろ」
オレは昔からそう言われてきた。
下半身のパーツで主に動く部分は、股関節と骨盤、膝、足首があるんだけど、オレの場合は股関節と骨盤の使い方が間違ってるので、膝や足首に負担が集中するんだってさ。
今回はたまたま膝に痛みが出たけど、股関節と骨盤の正しい使い方を身に付けない限り、足首も痛めるリスクが高いんだとか。
でも逆に言うと、股関節と骨盤の正しい使い方さえ身に付ければ、膝の痛みもなくなるし、元通りに歩けるようになるっぽい、ということが分かり、正直安心した。
もちろん、ヒアルロン酸注射とか膝の手術なんかも必要ない。
オレの努力次第で治るんだったら、喜んでいくらでもやりますよ。
理学療法士に教えてもらったこと
理学療法士の教えを一言で表現するなら、
理にかなった動作を身に付ければ、右膝(=身体)の痛みはおさまる。
理にかなった動作は、力がスムーズに伝わったり、バランスがよかったりするのでムダがなく、身体がラクになる。
実は日常生活の中には、身体への負担が大きい動作がたくさんあるんだよね。何事も「チリツモ」で、普段何気なくやってるキツイ動作が積もり積もると、いつか身体にガタが来る。
だから、すべての動作はどうしたらラクにできるかを常に意識することが大切なんだと。
具体的には以下のような感じだよ。
歩くときは骨盤を立てる
「骨盤を立てる」というのがよく分からない人は、とりあえず、わざと猫背にしてみて。
猫背の状態で、今度は両手を真上に上げ、思い切り背伸びをしてみて。
その姿勢が、骨盤が立った状態なんだって。
お腹から下はそのままの状態をキープし、あとは両手を下ろせば、骨盤が立った姿勢になる。
骨盤を立てる方法はいろんな種類があるけど、手軽にできて、周囲にドン引きされない方法がいいのであれば、この「その場で背伸び」がいいんじゃね?
ちなみにオレは、歩くときは、しょっちゅう両手を腰に当て、親指で骨盤をムリヤリ立て(=麻雀でロンをするときみたいな感じ)てます。
骨盤が立った状態で歩くと、ラクに歩けて疲れないし、膝も痛くならない。
歩くときもそうだけど、デスクワークをしてるときも骨盤は立ってた方が背骨にはいい。なので、気付いたときに背伸びをし、骨盤を立てよう。
すぐに猫背に戻っちゃう場合は「今回は5分だけ」、「今回は10分だけ」みたいな感じで自分なりの目標を設定し「この時間内は絶対に骨盤を立てる」と意識して頑張るしかない。
イスに腰掛けるときはお辞儀してからお尻を下ろす
イスに腰掛ける場合は、両足を肩幅ぐらいに開き、
まず、深々とお辞儀をする。オレは自分の股間を見てるw
↓
次に、お辞儀をしたままの姿勢で、お尻をイスに乗せる
↓
最後に、下げてた頭を持ち上げる
ような感じ。
こうすると、膝にほとんど負担がかからない。
イスから立ち上がる場合もほぼ同じで、
軽くお辞儀をする。やはり自分の股間を見てるww
↓
次に、お尻をイスから持ち上げる
↓
下げてた頭を持ち上げる
ような感じ。
感覚をつかめるまで、やや大げさにやるといいかもしれない。
しゃがむときもお辞儀→お尻の順番にするとラク
しゃがむときもイスのときと同じようにすると、膝が痛くならない。
まず深々とお辞儀をし、次にお尻を下げる。
立つときは、軽くお辞儀をし、それからお尻を上げる。
よく、膝だけでしゃがもうとするけど、それはやめて、お尻全体、つまり股関節と骨盤を使うようにすると、ラクにしゃがんだり、立ち上がったりできるよ。
階段を昇るときはお尻ごと踏み出す
階段をのぼる場合は「上へ上へ」というイメージは捨てる。「前へ前へ」と進むイメージを強く持つ。さらに少し前傾姿勢をとると、前に進みやすくなり、膝への負担も少なくて済む。
「お尻ごと踏み出す」というのは、股関節と骨盤を使うということ。階段をのぼる方の足にしっかりと体重をかけると、足全体で体重を支えるので膝への負担が少なくて済む。
反対に、片足だけで上下にヒョコヒョコしながら階段をのぼると、片方の膝だけで全体重を支えることになり、膝を悪くしてしまう。
階段をのぼる方の足にちゃんと体重がかかってるかどうかを確認するには、片方の足を階段に載せたままの状態でストップし、階段に載せた方の足の膝を手で左右に揺すってみよう。
このとき膝がグラグラしなければ、ちゃんと体重がかかってる証拠なので、そのまま階段をのぼればオーケー。
もしも膝がグラグラと左右に動くようだと、股関節と骨盤をうまく使えてない証拠。お尻と太ももからグッと、階段をのぼる方の足に体重を載せるようにしよう。
階段をうまくのぼれると、ビルの10階ぐらいまで連続でのぼってもほとんど疲れないよ〜。
あぐらをかくときはお尻の骨でバランスよく座る
あぐらをかいたときに右膝が痛くなるのは、右膝が常に力んだ状態になってるから。
その原因は、座る際の姿勢の悪さにある。多くは猫背になってるので、骨盤が寝て、膝が浮く。そうすると膝がずーっと緊張した状態になり、余計な力が入りっぱなしになる。膝が痛むのは、あくまでも悪い姿勢の結果だと。
あぐらをかくときは、とにかく骨盤を立てよう。そして坐骨というお尻の大きな2個の骨でバランスよく座ればよい。
骨盤を立てても、前傾したり後継すると、やはり膝などに余計な力が加わる。なので、前後左右のニュートラルな位置というか、リラックスしてスッと座れるポジションを自分なりに探ろう。
歩くときもそうなんだけど、バランスがよくなると、どこも痛んだり疲れたりしないよ。
つま先は進行方向にまっすぐ出す
歩く動作は、まっすぐ前へ行こうとする力が働くのに、ガニ股で歩くと、歩くたびに膝でブレーキをかけたような状態になり、膝の内側に負担がかかる。
これと反対の理屈で、内股で歩くと膝の外側が痛くなる。
つま先と膝がともに正面を向くように歩けば、膝は痛くならない。
整形外科のリハビリには恐怖の150日ルールがある
実は、リハビリを受けられる期間て、国のルールで決まってるんだってさ。「◯◯日ルール」って、スマホの契約だけじゃないんだ…。初めて知った…。
例えば、今回のように、膝なら膝の症状で整形外科にかかる場合は、治療や手術をした日から150日を過ぎると保険は効かなくなる。それでも継続して膝のリハビリを受けたい場合は、費用は原則として全額自己負担になるんだと…。
例えば、診察後しばらく様子を見て、半年ぐらい経ってから「やはり調子が悪いのでリハビリを受けたい」と思っても、すでに保険は効かず、後の全額自己負担祭りなんだそうな。
てか、そもそも150日以内で治らない場合はどうなんの? 切り捨て!?
オレのようなケチは、何が何でも150日以内に治すしかなさそうw
オレのリハビリコストは約2万円
今回は3割負担として計算してみる。
- リハビリの料金は40分で1400円
- リハビリのペースは月2回
- 前述のような150日ルールがあるので、リハビリ期間は最大5カ月
- 毎月作成が必要なリハビリ実施計画書は月1000円
1400円×月2回×5カ月+月1000円×5カ月=1万9000円
オレの場合は、最大で約2万円かかりそう。
つか、誰に教わらなくても、生まれつき身体の正しい使い方が無意識にできてる人も大勢いるんだそうで…。そうした方々が死ぬほど羨ましいッス…。
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