以前「楽天モバイルは半年放置で強制解約されちゃう可能性がありますよ」という記事を書きました。
約1カ月後、今度は下記のようなメールが来ました。一部抜粋してご紹介します。
楽天モバイルからメールが来た
【重要】ユニバーサルサービス料・電話リレーサービス料について(2021/06/02)
このたび、楽天モバイルをご利用中のお客様に、ユニバーサルサービス料、電話リレーサービス料のご負担をお願いすることとなりましたので、下記のとおりご案内いたします。
携帯電話会社サービスをご利用のすべてのお客様に、ユニバーサルサービス料は1電話番号あたり月額3円(税込)、電話リレーサービス料は1電話番号あたり月額1円(年間合計6円)をご負担いただきます。
楽天モバイル(楽天回線)をご契約のお客様のユニバーサルサービス料は、これまで楽天モバイルで負担しておりましたが、2021年7月ご利用分(2021年8月ご請求分)より、お客様にご負担いただくことになりました。
ユニバーサルサービス料はともかく、電話リレーサービス料というのが新たにかかるようです。1つずつ掘っていきましょう。
ユニバーサルサービス料
ユニバーサルサービス料はいつからいくらかかるのか? 下記のように決まっています。
毎月3円かかる
ユニバーサルサービス料は1電話番号あたり月額3円(税込み)です。
実際の支払いは8月から
ユニバーサルサービス料は2021年7月利用分=2021年8月請求分から支払いが始まります。
半年ごとに見直される
ユニバーサルサービス料は半年ごとに見直されます。そのため、2021年8月請求分から2022年1月請求分までは3円×6カ月=18円かかることは決定しています。
ユニバーサルサービス料が請求されないケースがある!
ところが、実はユニバーサルサービス料が請求されないケースがあるんですね。それは下記の2つです。どちらか一方に当てはまればユニバーサルサービス料は請求されません。
- 「プラン料金1年間無料キャンペーン」と「プラン料金3カ月無料キャンペーン」の適用期間中。
- 「Rakuten UN-LIMIT VI」を契約している1回線目のデータ利用量が1GBに満たない月(=プラン料金が0円の月)。
(1)は最近契約したばかりのケースで、無料キャンペーン中の人です。これに当てはれば約1年先まではユニバーサルサービス料は請求されません。
(2)はすでに1年以上使っているケースです。ただしその場合でも、1回線目をほとんど使わなかった月はユニバーサルサービス料は請求されません。
要するに、契約後1年間、そして1年経過後も、1回線目をほとんど使わなければユニバーサルサービス料はかからないんです。1回線目をキープしているような人でも安心ですね。
電話リレーサービス料
毎月1円かかる
2021年度の電話リレーサービス料は1電話番号あたり月額1円(税込み)です。
実際の支払いは9月から
電話リレーサービス料は2021年8月利用分=2021年9月請求分から支払いが始まります。
年度ごとに見直される
電話リレーサービス料は年度(4月〜翌年3月)ごとに見直されます。そのため2021年度にかかる金額は下記のように決まっています。
- 2021年4〜7月:0円
- 2021年8〜1月:1円×6円=6円
- 2021年2〜3月:0円
「2021年2〜3月:0円」というのは腑に落ちませんが、とにかく上記のようになっているようです。
電話リレーサービス料が請求されないケースがある!
ところが、実は電話リレーサービス料が請求されないケースがあるんですね。それは下記の2つです。どちらか一方に当てはまれば電話リレーサービス料は請求されません。
- 「プラン料金1年間無料キャンペーン」と「プラン料金3カ月無料キャンペーン」の適用期間中。
- 「Rakuten UN-LIMIT VI」を契約している1回線目のデータ利用量が1GBに満たない月(=プラン料金が0円の月)。
つまりユニバーサルサービス料のときとまったく同じです。
(1)は最近契約したばかりのケースで、無料キャンペーン中の人です。これに当てはれば約1年先までは電話リレーサービス料は請求されません。
(2)はすでに1年以上使っているケースです。ただしその場合でも、1回線目をほとんど使わなかった月は電話リレーサービス料は請求されません。
要するに、契約後1年間、そして1年経過後も、1回線目をほとんど使わなければ電話リレーサービス料はかからないんです。1回線目をキープしているような人でも安心ですね。
1回線目キープ派は安泰だけど…
結局、1回線目をほとんど使わなければユニバーサルサービス料、電話リレーサービス料ともに請求されることはありません。そういう意味では安泰です。
ただしこうしたルールはあくまでも「今のところ」です。その気になればルールはいつでも変えられます。楽天モバイルに限らず、ユーザーにとっての「改善」は滅多にありませんしね。安く使わせてもらっているんですから、そのあたりは覚悟しておいた方が、落ち込まずに済みそうです。
ま、仮に2種類とも支払うことになったしても、せいぜい年間50円ぐらいのものです。ちょっとした通話料より安いんですし、目くじらを立てるほどの金額じゃありません。
というか、そもそもユニバーサルサービス料や電話リレーサービス料は公共性の高い料金です。本来ならすべての利用者が支払うべきものなのかもしれませんけどね。
コメント