いま契約している「BIGLOBE光」から「NAT64/DNS64」のモニターになってみませんか? というお誘いがあったので、いつものようにご褒美に釣られ、軽い気持ちで応募したら、運良く(?)当選しちゃいました^^;
めでたく先着1000名の中に入れたのは嬉しいんですが、NAT64/DNS64がどういうものか、まったく分からずにモニターになった人なんてオレぐらいでしょうね…。
トラブる恐れあり!?
BIGLOBEの説明によると、NAT64/DNS64を使うにあたって、設定の変更や専用の機器は必要ありません。いま普通にインターネットを使えているのであれば、そのままでいいんですね。
ただし、NAT64/DNS64になると、うまくサイトが表示されないなどのトラブルが起こる恐れがあるようで、その点だけはちょっと心配ですね。
ちなみにトラブルの恐れがあることは、モニター当選後に初めて知りました…。
何はともあれ、まずは自分がいつも使っている環境で、本当にNAT64/DNS64が有効になっているかどうかを確認してみましょう。
確認用ページを開く
BIGlOBEが公開している「『NAT64/DNS64』正常性確認」というページを任意のブラウザで開きます。
今回は、いつもオレが使っているMac版の「Chrome」を使います。
緑色のボタンを3つ押す
NAT64/DNS64が有効になっていることを確認するには、上記の確認用ページに書いてある1〜3の手順を実施するだけです。
やり方は超簡単で、確認用ページに設置してある緑色のボタンを上から順番に、なるべく間を置かずに押して行けばオーケーです(^_^)v
ちなみに確認手順は、
手順1 既存のIPアドレスの確認
手順2 NAT64接続のIPアドレスの確認
手順3 IPアドレスの照合
…のようになっています。
各ボタンを押すたびに新しいタブが開き、そこに「access from 999.99.99.999」みたいな感じで結果が表示されます。開いたタブはすべてそのままにしておきましょう。後で結果を比較する際に使いますので。
結果を比較する
今回は以下のような結果になりました。数字はダミーです。
手順1の結果 access from 11.11.11.111
手順2の結果 access from 999.99.99.999
手順3の結果 access from 11.11.11.111
これに対して、NAT64/DNS64が有効かどうかの判定基準は以下の通りです。
結果1≠3かつ2=3→NAT64/DNS64は有効になっている
結果1=3かつ2≠3→NAT64/DNS64は無効になっている
結果1≠3かつ2≠3→NAT64/DNS64は無効になっている
で、今回の結果を見ると、手順1と3の結果は同じで、手順2と3の結果は異なっていますね。これを上記の判定基準に照らし合わせると、どうやらオレの環境ではNAT64/DNS64は無効になっているようです_| ̄|○
こんなときのために「『NAT64/DNS64』正常性確認」のページの下の方には、NAT64/DNS64を有効にするための解決策が書いてあります。解決策はレベル1からレベル5まであるので、まずはレベル1から順番に試しましょう。
レベル1 ブラウザのキャッシュを削除する
最初の解決策としては、まずブラウザのキャッシュをクリアします。その後再度、手順2と3を実施します。
Mac版Chromeのキャッシュは、以下の手順で削除できます。
「Chrome」メニュー→環境設定→詳細設定→閲覧履歴データを消去する→削除するデータを選択する→データを消去
キャッシュの削除前
キャッシュの削除後
念のためChromeを再起動してから、手順2と3を実施しましたが結果は、
手順2の結果 access from 999.99.99.999
手順3の結果 access from 11.11.11.111
という感じで、依然として手順2と3の結果は異なったままとなっています。残念ながらNAT64/DNS64はまだ有効になりません…。
レベル2 マシンの設定を確認する
第2段階として、いま使っているマシンの設定が、IPv6のアドレスとDNSサーバーのアドレスを自動で取得する、になっていることを確認します。その後再度、レベル1の手順を実施します。
Macの場合は、
システム環境設定→ネットワーク→いま使っているネットワークを選択する。今回は「Wi-Fi」を選択します→詳細→TCP/IP→「IPv6の設定」を「自動」にする→OK
のようにして設定を確認しました。ちなみに、DNSサーバーのアドレスを自動取得する設定項目は見当たらなかったので、特に何もしませんでした^^;
続いてブラウザのキャッシュを削除してから、念のためMacを再起動し、その後、手順2と3を実施したところ結果は、
手順2の結果 access from 999.99.99.999
手順3の結果 access from 999.99.99.999
となりました。念のため手順1もやってみたら、
手順1の結果 access from 11.11.11.111
となり、見事、NAT64/DNS64が有効な状態となりました!
苦労してNAT64/DNS64が有効になったのはいいけど、何かいいことあるのかな?^^;
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