Google Voiceの電話番号で固定電話やケータイと発着信ができる「ハングアウト」アプリ。
「いつの間にか国内への発信が無料でできるようになってた」との情報を目撃したので、自分の目で確かめてみた。
通話してもチャージ残高は減らない
オレのGoogle Voiceの電話番号は米国で取得したもの。なので、ハングアウトで国内に電話をかけるということは、米国から日本に電話してることになる。
これまでハングアウトで国内に電話すると以下のような通話料がかかってたんだけど…、
ハングアウトの本来の1分あたりの通話料
- 日本 – 固定電話 3セント(約3.3円)
- 日本 – スマホ・ケータイ 9セント(約10円)
- 日本 – IP電話 3セント
国内に電話をかける前のチャージ残高
国内に電話をかけた後のチャージ残高
ご覧のように、右上のチャージ残高にまったく変化はない。つまりハングアウトの国内への通話料は「この時点では」無料ってことですな。
念のため、Google Voiceの「Billing history」(=請求明細)を確認してみたけど、今回の国内通話はすべて無料のためか、記載じたいがされてなかった。
無料通話中は画面にfreeと表示される
相手が電話を取り、通話中にならないと、その通話が無料かどうかは表示されない。
相手の電話番号をプッシュした直後に、実際に電話をかけなくても、その通話が無料かどうかが表示されたらもっと安心なんだけど、そういう機能は今のところない。
固定電話への通話は無料
- 相手の電話回線 NTT東日本
- 通話料 無料
- 無料通話できた時間 約17分
- 相手に通知された内容(すみません確認中です)
ケータイへの通話も無料
- 相手の機種 au GRATINA
- 通話料 無料
- 無料で通話できた時間 約16秒
- 相手に通知された内容 「非通知設定」という文字
050で始まるIP電話への通話も無料
- 相手のアプリ FUSION IP-Phone SMART
- 通話料 無料
- 無料通話できた時間 約11秒
- 相手に通知された内容 Google Voiceの電話番号(01***-***-****)
無料だけど動きがあるまで様子を見た方が無難?
この件についてGoogleからの正式発表は、現時点では確認できてない。
ハングアウトの国内通話無料はいつ始まり、最大何分まで無料通話できるのか?
どの電話番号にかけても無料なのか?
どんな目的に使ってもいいのか?
そもそも無料通話はいつまで続くのか?
といったことはよく分かってない。
確かに、国内の現状からすると、もしかしたらGoogleなりの、復旧支援活動の一環なのかもしれないしね。そうであれば、無闇に電話するのはご法度かと。
固定電話に17分も電話したオレが言うのは完全にアウトだけど、通話無料だからと言ってハングアウトから国内の一般の電話にかけまくるのは、Googleから何かしらの発表があったとしても、控えた方がよさげですな。
2日後には有料に戻ってた…
「国内通話が無料だぜ!」と喜んだその翌々日には、国内通話料は有料に戻ってたよ…。やっぱりなー。
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